赤外線リモコンの信号定義データの合成

はじめに

黒豆や IRKit, KURO-RS, クロッサム2+ などのプログラマブルな学習リモコン (スマートリモコン) の信号データを、リモコン同士ツノつき合わせて学習させるのではなく、PC 上で理想的な波形に合成するためのノウハウです。

信号データが合成できると、以下のようなメリットが期待できます。

  • なまっていない、きれいな波形の信号が出せるようになるので、機器の反応が良くなる。
  • いつでも欲しいときにデータが合成できるので、学習したデータの保存に気を使わなくてもよくなる。
  • 機器付属のリモコンでは送れない、未知のコマンドを探求できる(笑)。

もくじ

  1. 赤外線リモコンの信号定義データの合成 [表紙] (このページ)
  2. 家製協フォーマットの信号データ合成
  3. NEC フォーマットの信号データ合成
  4. ソニーフォーマットの信号データ合成
  5. 黒豆, IRKit, KURO-RS によるリモコン信号の解析
  6. 機器付属リモコンのコード

エアコン以外の国産の家電であれば、上記いずれかのフォーマットである場合がほとんどなので、本稿の手法で信号定義が作成できると思います。 機器に付属のリモコンが、どのフォーマットでどんなコードの信号を出しているかを解析する方法についても記述しています。

改版履歴

Ver 1.0: 2004/1/22 - クロッサム2+向けに執筆
Ver 1.1: 2014/11/24 - IRKit, KURO-RS/PC-OP-RS1向けに加筆、信号解析のページを追加
Ver 1.2: 2018/10/14 - 黒豆向けに加筆

本稿の内容は、独自の調査・解析の結果にもとづくものであり、内容の正確性については保証いたしません。自己責任にてご利用ください。